IICAは、開校初年度の2022年度から継続して、高等教育の修学支援新制度(授業料減免と給付型奨学金)の対象校となっています。
2020年よりスタートしたこの新制度により、ご家庭の所得に応じて授業料や入学金が減るなど
経済的な事情で進学を諦めることがないよう、手厚いサポートを受けられるようになりました。
一方で、まだまだ認知されていない保護者様、高校生の子たちも多かったり、制度自体も少し複雑であったりします。
本記事では、日本学生支援機構(JASSO)の奨学金について紹介をしていきます。
入学を検討されている皆様にとって役に立つものとなれば幸いです。
皆さんの夢を実現するために、希望や状況に合わせた奨学金制度をご活用ください。
目次
- 2年間でどのくらいの費用がかかるの?
- 日本学生支援機構(JASSOの奨学金)と学資ローンの違い
- 奨学金の種類
- 給付型はどのくらい受け取れるの?
- 貸与ってどのくらい借りることができるの?
- 奨学金申込方法
- IICA在校生の奨学金利用実績
2年間でどのくらいの費用がかかるの?
本校では、日本学生支援機構(JASSO)の奨学金制度を主に扱っています。
平成29年度の調査によると大学生全体の利用率は37.5%で、2.7人に1人が日本学生支援機構の奨学金を利用している実績があります。
全国的にも普及している奨学金と言えます。
専門学校の『初年度納付金』の平均総額は125.5万円、
在学期間を合計すると、平均総額は220.1万円となります。
決して少なくない額である学費や生活費の支払いに充て、学業を支えるのが奨学金です。
本校では、日本学生支援機構(JASSO)の奨学金制度を主に扱っています。
日本学生支援機構(JASSOの奨学金)と学資ローンの違い
日本学生支援機構と学資ローンの一番大きな違いは『誰が借りるか』です。
以下は、貸与奨学金の内容となり、JASSOの給付型奨学金の場合は返済不要です。
JASSOと民間ローンの違い
この他にも、各市町村で扱っている奨学金制度もあります。
最近では、奨学金返済制度を福利厚生の一環として取り入れ、社員の奨学金を肩代わり返済する企業も増えています。
21年4月に企業が学習支援機構に直接返済する「奨学金返済支援(代理返還)制度」が新設され、
企業が直接、日本学生支援機構などの奨学金貸与元に返済額を送金できるようになりました。
奨学金の種類
日本学生支援機構の奨学金は、主に以下の2つに分けられます。
修学支援新制度では、右側の『給付型奨学金』に加え、『授業料減免』という支援が新たに拡充されました。
給付型はどのくらい受け取れるの?
各ご家庭の状況により、支援区分Ⅰ~Ⅲが決まり、給付額がわかれています。
また、自宅より通学する場合と、自宅外(一人暮らしなど)でも額が変わります。
以下はパターン例です。
注意点
・支援区分は前期・後期で異なる場合があります。
・支援区分は、主となる家計(マイナンバーと紐づけ)の収入により日本学生支援機構によって審査されます。
・2年生へ進級する際には、この制度を継続する旨の届出が必要です。
・本校では、授業料納付は基本的に一括となっており、減免額は還付で対応しています。
貸与ってどのくらい借りることができるの?
貸与奨学金も、いくつかの種類にわかれています。大きくは、無利子か有利子かです。
こちらも各ご家庭の状況により、日本学生支援機構により審査され決定します。
注意点
・貸与月額は増減は可能です。2年次に進級し就職内定が決定したら、減額をおススメします。
・保証制度には(機関保証と人的保証)があります。人的保証はいわゆる連帯保証人や保証人を立てる制度です。実印の印鑑証明書や収入取得が分かるもの(源泉徴収票など)の提出が求められます。
奨学金申込方法
ここまで、奨学金の違いや種類を見てきました。
では、どのようにして申し込みができるのでしょうか?
奨学金の申し込み方法には、2つの種類があります。
予約採用(高等学校在学時に申し込みを行う)
- 高等学校等から申込関係書類を受け取る ※高校3年4月下旬から申込可能
- 申し込み手続き
- 選考結果の通知 ※高校3年の秋頃から選考結果の通知
- 入学後、進学届を提出
在学採用(学校に入学後に申し込みを行う)
- 本校に入学後、本校から書類を受け取る
- 申し込み手続き ※4月申込で最短6月採用
- 選考結果の通知
注意点
・高校時点で奨学金制度を希望し、さらに一人暮らしを予定の学生は、高校在学時の申込(予約採用)を推奨します。
・4月から振込が可能となり、新生活の準備も計画的に行えます。
・在学採用は、最短での採用は6月頃となりますが、奨学金は、4月に遡って支給がされます。
申込をしたら必ず奨学金を受けることができるわけではなく、
最終的には日本学生支援機構が審査をし決定されます。
進学したらどれくらいお金が必要になるのかな?
実際に受け取ることはできるのかな?
受け取ることができるとしたら、いくらくらいになりそうかな?
そんな疑問にお応えすべく、日本学生支援機構のウェブサイト上で
進学資金シュミレーターを使って具体的に調べることができます。
▼進学資金シュミレーター
https://shogakukin-simulator.jasso.go.jp
Youtubeには、奨学金の解説動画があがっていましたので
より詳しく知りたい方は、ぜひご覧ください。
IICA在校生の奨学金利用実績 ※2024年7月時点
IICAの卒業生および在校生(日本人学生に限る)42名のうち18名の約半数は奨学金を利用し、進学をしてきています。
その中の、10名が給付型奨学金を受給し、学生生活を送っています。
奨学金は、多くの学生にとって学び続けるための重要なサポートです。
少しでも多くの方が、経済的な事情に左右されずに、学ぶ機会を獲得することができたら幸いです。
オープンキャンパスでは奨学金相談も可能です!
オープンキャンパスは9月以降も毎月実施しています!
次回は、9月7日(土)です。
体験授業付きで、学校の雰囲気やリアルな様子をご覧いただけます。
保護者の方のご参加もご一緒にご参加ください。
南阿蘇でお待ちしております。
More articles
2024年 冬期休暇のお知らせ
以下の通り、専門学校 イデアITカレッジ阿蘇の閉校日をお知らせいたします。 休校日2024年12月28日(土)~2025年1月6日(月) 期間中は職員不在となりますので、お電話でのお問い合わせは1月3日(金)以降にお […]
【授業紹介レポ】次世代地域リーダー学~高千穂ムラたび 飯干 淳志さん~
村まるごとミュージアム 月1回、特別ゲストが登場するIICAならではの贅沢な授業 10月28日(月)、校長の井手修身が担当する教養科目授業『次世代地域リーダー学』にて (株)むらたびの飯干淳志さんに現地の 宮崎県高千穂町 […]
【本選出場決定!】学生対抗 九州観光ビジネスプランコンテスト2024
専門学校で唯一の本選出場! 1次審査を通過し、最終審査へ! 一般社団法人九州観光機構が主催するビジコン、学生対抗 九州観光ビジネスプランコンテストに イデアITカレッジ阿蘇から1チームがエントリーをしていました。 今 […]